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Google口コミのQRコードの作り方|無料で発行する手順と読み取られない7つの原因

読了目安: 約11分執筆: 青栁 拓(クチラク開発者 / キャンター合同会社 代表)

口コミをお願いしても書いてもらえない理由の多くは、「書きたくない」ではなく「投稿画面にたどり着けない」ことにあります。 お客様がスマホでお店の名前を検索し、正しいビジネスプロフィールを見つけ、口コミ欄までスクロールして——という手順は、 その場で完了させるには長すぎます。この離脱を一気に埋めるのが、口コミ投稿ページに直接飛ぶQRコードです。

結論から言うと、Google口コミ用のQRコードはGoogleビジネスプロフィールから無料で発行できます。 ただし発行できるのはパソコンのブラウザだけで、スマホでは作れません。 この記事では公式の発行手順、スマホしかない場合の回避策、置いたのに読み取ってもらえない7つの原因、印刷サイズの決め方、業種別の設置場所までを順に解説します。

Google口コミのQRコードは公式機能として無料で作れる

QRコード作成サービスを探す前に確認してほしいのが、Google自身がこの機能を提供していることです。 Googleビジネスプロフィールのヘルプには、クチコミをリクエストするためのリンクとQRコードを作成する手順が公式に案内されています。 外部ツールで自作する必要も、有料サービスを契約する必要もありません。

発行できるのは、お店の口コミ投稿フォーム(星を選ぶ画面)に直接つながるURLと、そのQRコードです。 お客様はスマホのカメラをかざすだけで、検索も選択もなく投稿画面に到達します。

QRコードの作り方(パソコンでの手順)

作成はGoogleビジネスプロフィールの管理権限があるアカウントで行います。手順は次のとおりです。

  1. パソコンのブラウザで、プロフィールを管理しているGoogleアカウントにログインする
  2. Google検索やGoogleマップで自店舗を検索し、管理者向けのビジネスプロフィールを開く
  3. 「クチコミを読む」を選び、続いて「クチコミを増やす」(共有アイコン)を開く
  4. 表示された口コミ用リンクは、コピーアイコンからそのままコピーできる
  5. 同じ画面に表示されるQRコードを右クリックし、「名前を付けて画像を保存」で画像として保存する

重要: Googleのヘルプでは、クチコミのQRコードは現在パソコンのブラウザでのみ生成でき、モバイル端末では生成できないと明記されています。 スマホしか使っていない店舗の方は、次の見出しの回避策を使ってください。

スマホしか使っていない店舗の回避策

「店にパソコンがない」という理由でここから先に進めない店舗は少なくありません。方法は2つあります。

  1. リンクだけを取得して、あとから誰かのパソコンでQR化する。 スマホのビジネスプロフィール管理画面からでも、口コミ用リンクの共有・コピーはできます。 そのリンクを自分宛のメモやメールに送っておき、パソコンが使える環境でQRコードにします
  2. リンクだけで運用を始める。 LINE公式アカウントのメッセージ、予約完了メール、レシートの印字、SMSでのフォローなら、 そもそもQRコードは不要でリンクだけで足ります。対面で渡すならQRコード、あとから送るならリンク、という使い分けが実用的です

送る文面に迷う場合は口コミ依頼の例文・テンプレート集のシーン別文例をそのまま流用してください。

リンクからQRコードを自作するときの2つの注意点

無料のQRコード作成サイトを使って自作すること自体は問題ありません。ただし選び方を誤ると、あとで使えなくなります。

① 「静的QRコード」を選ぶ

QRコード作成サービスには、コードの中にGoogleのURLをそのまま埋め込む静的タイプと、 いったんサービス側のドメインを経由してから転送する動的タイプがあります。 動的タイプは読み取り回数を計測できる反面、そのサービスが有料化・終了すると、印刷済みのPOPが一斉に無効になります。 すでに何百枚も刷ったあとで気づくと打つ手がありません。計測より継続性を優先し、静的タイプを選んでください。

② 装飾・ロゴの入れすぎに注意する

中央に店のロゴを入れたデザインQRは、コードの一部を意図的に潰して成立させています。 QRコードは規格上、汚れや欠損があっても復元できる誤り訂正を持っており、 デンソーウェーブは一般的にはレベルM(15%)で運用されるケースが多く、汚れやすい環境ではレベルQやHを選ぶと案内しています。 ロゴを載せるなら誤り訂正レベルを上げ、必ず印刷後に実機で読み取りテストをしてください。

読み取られないQRコードの7つの原因と直し方

「置いてあるのにお客様が読み取ってくれない」は、原因が分かれば大半がその日のうちに直せます。 上から順に確認してください。

原因症状直し方
①画像を引き伸ばしたピントは合うのに認識しない保存した画像は拡大せず、必要なら縮小して使う
②余白を枠線や柄で潰した特定の角度からしか読めないコード外周の余白を確保する(規格上は4セル分が必要)
③実寸が小さすぎる近づかないと読めない卓上・レジ用なら2.5〜3cm角以上を確保する
④光沢・ラミネートの反射照明の下だけ読めないマット素材に変える、または照明の映り込まない角度に立てる
⑤曲面・シワに貼ったボトルや袋に貼ると読めない平面に貼る。曲面ならコードを大きくする
⑥コントラスト不足薄い色の背景で失敗する白地に黒が最も確実。反転(黒地に白)は避ける
⑦そもそも何のコードか分からない読み取り自体が試されないコードの上に用件を1行、下に所要時間を1行添える

⑦は技術的な問題ではありませんが、実務でいちばん多い原因です。 QRコードだけが印刷された紙は、お客様から見ると「読み取ると何が起きるか分からないコード」でしかありません。 読み取ってもらえない前提で、添える文言まで含めて1セットだと考えてください。

印刷サイズの決め方

「何cm角にすればいいか」を公式に定めた基準はありません。 読み取れるかどうかは、印刷の精度と、お客様が持つスマホのカメラ性能の両方で決まるためです。 デンソーウェーブも、必要なサイズは印字するプリンタと読み取り機器の性能を考慮して決めるものと説明しています。

そのうえで、実務では次の考え方で足ります。

  • 読み取る距離が遠いほど大きくする。 卓上POPやレジ横のように20〜30cmまで近づく場所なら2.5〜3cm角、 待合の壁面のように1m前後離れて読む場所なら、8〜10cm角以上を見込む
  • 迷ったら大きいほうを選ぶ。 小さすぎると読めないが、大きすぎて困ることはない
  • 実寸で印刷してからテストする。 画面上で確認しても意味がありません。実際に使う紙・実際に置く場所の明るさで、iPhoneとAndroidの両方から試し、飛んだ先が自店舗の投稿フォームであることまで確認します

業種別・QRコードの設置場所7選

置き場所を決める基準はひとつだけで、「お客様の視線が数秒止まる場所かどうか」です。 動線の途中や、視界の端にある場所は気づかれません。実務でよく機能する7か所を挙げます。

設置場所向いている業種効く理由
①会計トレー・キャッシュトレイ飲食店・小売支払い中は数秒間、必ず視線が落ちる
②卓上(調味料・メニュー立ての横)飲食店待ち時間に手持ち無沙汰で目に入る
③会計伝票・レシートへの印字飲食店・美容室・整体持ち帰り後にも再接触できる
④診察券・ショップカードの裏面クリニック・動物病院・サロン財布に入り、次回来院まで残る
⑤セット面の鏡まわり美容室・理容室施術中ずっと視界にある
⑥待合の椅子の正面・壁面(目線の高さ)クリニック・整体・動物病院待ち時間はスマホを手にしている
⑦お渡し袋に同梱するカードテイクアウト・EC受取・物販帰宅後、満足度が残っているうちに開封される

逆に効きにくいのがレジ横の「平置き」です。 水平に寝かせたカードは視線の角度から外れやすく、他の販促物にも埋もれます。 同じ場所でも、アクリルスタンドで立てるだけで気づかれ方が変わります。 まずは1か所、立てて置いてみてください。

QRコードに添えるひと言の文例

QRコードだけを貼っても、それが何のコードなのかは伝わりません。 「何をしてほしいか」と「どれくらいの手間か」を一行ずつ書き添えると、反応が変わります。

飲食店: 「本日の味はいかがでしたか? 60秒のアンケートにご協力ください」
美容室・サロン: 「仕上がりのご感想を、次のお客様のために教えてください」
クリニック・動物病院: 「当院をお探しの方の参考になります。ご感想をお寄せください」
物販・テイクアウト: 「お受け取りありがとうございました。ご感想をひとことお願いします」

紙のひと言だけに頼らず、会計時にスタッフが一言添えると協力率は大きく変わります。 声をかける場面とタイミングの設計は口コミをお願いするベストタイミングで詳しく解説しています。

やってはいけないQRコードの使い方

設置そのものは自由ですが、添える文言によってはGoogleのポリシー違反になります。 次の3つは避けてください。

  • 謝礼とセットにする:「口コミ投稿でドリンク1杯無料」といったPOPをQRコードの隣に置くのは、対価と引き換えの口コミ依頼にあたります。 Googleのヘルプでも、クチコミと引き換えに無料または割引価格で商品・サービスを提供することは 虚偽のエンゲージメントと見なされ禁止されていると明記されています
  • ★5を指定する:「★5でお願いします」「高評価にご協力を」といった評価の指定は、口コミの中立性を損ないます
  • 満足した人だけに渡す:先に感想を聞いて、良かった人にだけQRコードを渡す運用はレビューゲーティングと呼ばれ、ポリシーで禁止されています

2023年10月からは景品表示法のステルスマーケティング規制も施行されており、 事業者が関与した口コミを消費者に分からない形で投稿させる行為は法令上も問題になります。 線引きの詳細はGoogle口コミのガイドライン解説を確認してください。

QRコードを置いても増えないときに見る2つの数字

設置後に「思ったほど増えない」と感じたら、原因を切り分けます。見る数字は2つだけで足ります。

① 今月、QRコードを案内した回数(声をかけた数)
② 今月の新規口コミ件数(Googleビジネスプロフィールで確認)

①がそもそも少なければ、問題は設置場所ではなく運用(声かけが定着していない)です。 ①は十分なのに②が増えないなら、投稿画面まで行っても書く内容が思いつかず離脱している可能性が高くなります。 口コミは「書くこと自体のハードル」が最後の壁になりがちで、ここは設置場所の工夫では越えられません。

読み取り回数は自店では計測できません。Googleの口コミリンクの飛び先はGoogle側のページなので、 計測パラメータを付けても自店のアクセス解析には数字が返ってきません。 動的QRコードを使えば読み取り回数は取れますが、前述のとおり印刷物が将来まとめて無効になるリスクを抱えます。 手で数えられる①を運用指標にするのが、結局いちばん確実です。

よくある質問

QRコードの発行にお金はかかりますか?

かかりません。Googleビジネスプロフィールの標準機能で、リンクもQRコードも無料で取得できます。 有料のQRコード作成サービスを契約する必要はありません。

店舗が複数ある場合、QRコードは1つで足りますか?

足りません。口コミは店舗(ビジネスプロフィール)単位で紐づくため、店舗ごとに、そのプロフィールから発行したQRコードを使います。 別店舗のコードを流用すると、口コミが来店していない店舗に付いてしまいます。

一度作ったQRコードは作り直しが必要ですか?

店名や住所を変更しても、リンク先は同じビジネスプロフィールを指し続けるため、基本的に作り直しは不要です。 ただしビジネスプロフィールそのものを統合・作り直した場合はリンクが変わる可能性があります。 大きな変更をしたあとは、印刷物のコードを1枚読み取って飛び先を確認してください。

QRコードを使うと口コミは増えますか?

QRコードが取り除けるのは「投稿画面までたどり着けない」という離脱だけです。案内する回数が増えなければ件数は動きませんし、 投稿画面に着いてから何を書けばいいか分からずに離脱する人も残ります。 QRコードは必要条件であって、十分条件ではありません。

クチラクの場合: 店舗が置くのはQRコード1枚だけです。 お客様がスマホでタップ式のアンケートに答えると、AIがその回答内容から口コミの下書きを自動生成し、 お客様は内容を確認したうえでGoogleに投稿します。 「投稿画面までの導線」と「何を書けばいいか分からない」という2つの離脱要因を、まとめて取り除く仕組みです。 考え方はAIで口コミを書くのは違反?で解説しています。

まとめ

  • Google口コミ用のQRコードは、Googleビジネスプロフィールから無料で発行できる(「クチコミを読む」→「クチコミを増やす」)
  • QRコードの生成はパソコンのブラウザのみ。スマホの場合はリンクだけ取得して後でQR化するか、リンクのまま運用する
  • 自作するなら静的QRコードを選ぶ。動的タイプはサービス終了時に印刷物が一斉に無効になる
  • 読み取られない原因は拡大・余白潰し・小さすぎ・反射・曲面・コントラスト・説明不足の7つ。上から順に潰す
  • サイズの公式基準はない。実寸で印刷し、置く場所の明るさで、iPhoneとAndroidの両方でテストする
  • 謝礼・★5指定・レビューゲーティングはポリシー違反。QRコードに添える文言に注意する

今日できることは1つです。パソコンでQRコードを保存し、実寸で印刷して、お客様の視線が止まる場所に1枚だけ立ててみてください。 そのうえで「今月何回案内したか」を数え始めれば、次に何を直すべきかが自然に見えてきます。

口コミが検索順位にどう影響するのかを整理したい方はMEO対策で口コミが重要な理由を、 依頼から仕組み化までの全体像はGoogle口コミを増やす方法【完全ガイド】をあわせてお読みください。

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