ノウハウ

Google口コミのQRコードの作り方と設置アイデア|無料で発行する手順を図解

読了目安: 約8執筆: 青栁 拓クチラク開発者 / キャンター合同会社 代表

口コミをお願いしても書いてもらえない理由の多くは、「書きたくない」ではなく「投稿画面にたどり着けない」ことにあります。 お客様がスマホでお店の名前を検索し、正しいビジネスプロフィールを見つけ、口コミ欄までスクロールして——という手順は、 その場で完了させるには長すぎます。この離脱を一気に埋めるのが、口コミ投稿ページに直接飛ぶQRコードです。 結論から言うと、Google口コミ用のQRコードはGoogleビジネスプロフィールから無料で発行できます。 この記事では、公式の発行手順、印刷時の注意点、業種別の設置場所、そして「置いたのに読まれない」を防ぐコツまでを解説します。

Google口コミのQRコードは公式機能として無料で作れる

QRコード作成サービスを探す前に確認してほしいのが、Google自身がこの機能を提供していることです。 Googleビジネスプロフィールのヘルプには、クチコミをリクエストするためのリンクとQRコードを作成する手順が公式に案内されています。 外部ツールで自作する必要も、有料サービスを契約する必要もありません。

発行できるのは、お店の口コミ投稿フォーム(星を選ぶ画面)に直接つながるURLと、そのQRコードです。 お客様はスマホのカメラをかざすだけで、検索も選択もなく投稿画面に到達します。

QRコードの作り方(パソコンでの手順)

作成はGoogleビジネスプロフィールの管理権限があるアカウントで行います。手順は次のとおりです。

  1. パソコンのブラウザで、プロフィールを管理しているGoogleアカウントにログインする
  2. Google検索やGoogleマップで自店舗を検索し、管理者向けのビジネスプロフィールを開く
  3. 「クチコミを読む」を選び、続いて「クチコミを増やす」を開く
  4. 表示された口コミ用リンクは、コピーアイコンからそのままコピーできる
  5. 同じ画面に表示されるQRコードを右クリックし、「名前を付けて画像を保存」で画像として保存する

重要: Googleのヘルプでは、クチコミのQRコードは現在パソコンのブラウザでのみ生成でき、モバイル端末では生成できないと案内されています。 スマホしか使っていない店舗の方は、まずパソコンでQRコード画像を保存し、それをPOPやカードに使ってください。

なお、リンクだけを取得してメールやLINE、レシートの印字に載せる使い方もできます。 対面で渡すならQRコード、あとから送るならリンク、と使い分けるのが実用的です。 送る文面に迷う場合は口コミ依頼の例文・テンプレート集のシーン別文例をそのまま流用してください。

印刷して使うときの3つの注意点

発行したQRコードをPOPやカードにする段階で、つまずきやすいポイントが3つあります。

① 画像を引き伸ばさない

保存したQRコード画像を無理に拡大すると輪郭がぼやけ、読み取り率が落ちます。 WordやCanvaなどに貼るときは、拡大せず、必要なら縮小して使うのが原則です。 紙に印刷する場合、実寸で2cm角を下回ると読み取りづらくなります。目安として2.5〜3cm角以上を確保してください。

② 余白(クワイエットゾーン)を潰さない

QRコードの外周には、読み取りのために必要な白い余白があります。 ここに枠線や背景の柄がかかると認識精度が下がります。 デザインを詰め込みたくなっても、コード周囲の余白は残すこと。

③ 印刷後に必ず自分のスマホで読み取りテストをする

画面上では問題なくても、印刷の潰れ・ラミネートの反射・照明の映り込みで読めなくなることがあります。 設置前に、iPhoneとAndroidの両方、そして実際に置く場所の明るさでテストしてください。 飛んだ先が自店舗の投稿フォームであることも同時に確認します。

業種別・QRコードの設置場所7選

置き場所を決める基準はひとつだけで、「お客様の視線が数秒止まる場所かどうか」です。 動線の途中や、視界の端にある場所は気づかれません。実務でよく機能する7か所を挙げます。

設置場所向いている業種効く理由
①会計トレー・キャッシュトレイ飲食店・小売支払い中は数秒間、必ず視線が落ちる
②卓上(調味料・メニュー立ての横)飲食店待ち時間に手持ち無沙汰で目に入る
③会計伝票・レシートへの印字飲食店・美容室・整体持ち帰り後にも再接触できる
④診察券・ショップカードの裏面クリニック・動物病院・サロン財布に入り、次回来院まで残る
⑤セット面の鏡まわり美容室・理容室施術中ずっと視界にある
⑥待合の椅子の正面・壁面(目線の高さ)クリニック・整体・動物病院待ち時間はスマホを手にしている
⑦お渡し袋に同梱するカードテイクアウト・EC受取・物販帰宅後、満足度が残っているうちに開封される

逆に効きにくいのがレジ横の「平置き」です。 水平に寝かせたカードは視線の角度から外れやすく、他の販促物にも埋もれます。 同じ場所でも、アクリルスタンドで立てるだけで気づかれ方が変わります。 まずは1か所、立てて置いてみてください。

QRコードに添えるひと言の文例

QRコードだけを貼っても、それが何のコードなのかは伝わりません。 「何をしてほしいか」と「どれくらいの手間か」を一行ずつ書き添えると、反応が変わります。

飲食店: 「本日の味はいかがでしたか? 60秒のアンケートにご協力ください」
美容室・サロン: 「仕上がりのご感想を、次のお客様のために教えてください」
クリニック・動物病院: 「当院をお探しの方の参考になります。ご感想をお寄せください」
物販・テイクアウト: 「お受け取りありがとうございました。ご感想をひとことお願いします」

紙のひと言だけに頼らず、会計時にスタッフが一言添えると協力率は大きく変わります。 声をかける場面とタイミングの設計は口コミをお願いするベストタイミングで詳しく解説しています。

やってはいけないQRコードの使い方

設置そのものは自由ですが、添える文言によってはGoogleのポリシー違反になります。 次の3つは避けてください。

  • 謝礼とセットにする:「口コミ投稿でドリンク1杯無料」といったPOPをQRコードの隣に置くのは、対価と引き換えの口コミ依頼にあたります
  • ★5を指定する:「★5でお願いします」「高評価にご協力を」といった評価の指定は、口コミの中立性を損ないます
  • 満足した人だけに渡す:先に感想を聞いて、良かった人にだけQRコードを渡す運用はレビューゲーティングと呼ばれ、ポリシーで禁止されています

2023年10月からは景品表示法のステルスマーケティング規制も施行されており、 事業者が関与した口コミを消費者に分からない形で投稿させる行為は法令上も問題になります。 線引きの詳細はGoogle口コミのガイドライン解説を確認してください。

QRコードを置いても増えないときに見る2つの数字

設置後に「思ったほど増えない」と感じたら、原因を切り分けます。見る数字は2つだけで足ります。

① 今月、QRコードを案内した回数(声をかけた数)
② 今月の新規口コミ件数(Googleビジネスプロフィールで確認)

①がそもそも少なければ、問題は設置場所ではなく運用(声かけが定着していない)です。 ①は十分なのに②が増えないなら、投稿画面まで行っても書く内容が思いつかず離脱している可能性が高くなります。 口コミは「書くこと自体のハードル」が最後の壁になりがちで、ここは設置場所の工夫では越えられません。

なお、口コミが検索順位にどう影響するのかを整理したい方はMEO対策で口コミが重要な理由を、 依頼から仕組み化までの全体像はGoogle口コミを増やす方法【完全ガイド】をあわせてお読みください。

クチラクの場合: 店舗が置くのはQRコード1枚だけです。 お客様がスマホでタップ式のアンケートに答えると、AIがその回答内容から口コミの下書きを自動生成し、 お客様は内容を確認したうえでGoogleに投稿します。 「投稿画面までの導線」と「何を書けばいいか分からない」という2つの離脱要因を、まとめて取り除く仕組みです。 考え方はAI口コミ生成ツールとはで解説しています。

まとめ

  • Google口コミ用のQRコードは、Googleビジネスプロフィールから無料で発行できる(「クチコミを読む」→「クチコミを増やす」)
  • QRコードの生成はパソコンのブラウザのみ。スマホでは作成できない
  • 印刷時は拡大しない・余白を潰さない・実機でテストするの3点を守る
  • 置き場所の基準は「視線が数秒止まるか」。レジ横の平置きより、立てて置く
  • 謝礼・★5指定・レビューゲーティングはポリシー違反。QRコードに添える文言に注意する

今日できることは1つです。パソコンでQRコードを保存し、印刷して、お客様の視線が止まる場所に1枚だけ立ててみてください。 そのうえで「今月何回案内したか」を数え始めれば、次に何を直すべきかが自然に見えてきます。

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