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美容室・美容院のGoogle口コミを増やす方法|声かけ例文と指名サロンのNG行為

読了目安: 約9分執筆: 青栁 拓(クチラク開発者 / キャンター合同会社 代表)

「仕上がりを喜んでもらえているのに、Googleの口コミはほとんど増えない」——美容室・美容院でよく聞く悩みです。 施術に時間をかけ、会話も多い美容室は、本来お客様の満足を言葉にしてもらいやすい業種です。 それでも増えないのは、お願いするきっかけと、投稿までの道のりが用意されていないことがほとんどです。

この記事では、美容室・美容院がGoogle口コミを増やすための7つの方法を、QRコードの置き場所、声かけの例文、 返信のコツまで具体的に解説します。あわせて、指名制のサロンでやりがちなGoogleのポリシー違反も整理しました。

この記事の結論: ①口コミ用のQRコードを会計まわりに置き、 ②仕上がりを確認して喜んでもらえた直後に、全員へ同じ一言でお願いし、③すべての口コミに返信する。 トリートメント無料などの特典と引き換えの依頼や、指名スタイリストの名前を書いてもらう依頼は、Googleのポリシーで禁止されています。

美容室がGoogle口コミに力を入れる理由

「近くの美容室」「〇〇駅 美容院」のように、Googleマップでお店を探す人は少なくありません。 Googleは地域のお店の検索順位を「関連性」「距離」「知名度」で決めていると説明しており、Google ビジネス プロフィール ヘルプには「クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ローカル検索結果のランキングが高くなります」と明記されています。

美容室では予約サイトの口コミを大切にしているお店も多いと思いますが、予約サイトの口コミとGoogleの口コミは別のものです。 予約サイトにたくさん口コミがあっても、Googleマップでお店を見つけた人にはGoogleの口コミが表示されます。 予約サイトの口コミはそれぞれのサイトのルールに従い、Google口コミはGoogleのルールに従う、と分けて考えましょう。 口コミとマップ検索の関係はMEO対策で口コミが重要な理由で詳しく解説しています。

美容室で口コミが増えない3つの理由

  1. お願いする場面がない: 仕上がりを喜んでもらえても、そのまま会計・お見送りになり、口コミの話をするきっかけがない
  2. 帰宅後に忘れる: 「書いておきますね」と言ってもらえても、家に着くころには忘れている
  3. 何を書けばいいか分からない: 投稿画面を開いても、「カットが上手でした」以上の言葉が出てこず閉じてしまう

ここから紹介する7つの方法は、この3つの理由を一つずつ解消するためのものです。

美容室・美容院でGoogle口コミを増やす7つの方法

方法1|口コミ用のリンクとQRコードを用意する

Googleビジネスプロフィールでは、お店の口コミ投稿画面に直接つながるリンクを無料で発行できます(公式ヘルプ)。このリンクをQRコードにすれば、お客様はスマホのカメラをかざすだけで投稿画面を開けます。 Googleの機能ではQRコードはパソコンからしか作れませんが、Google口コミ QRコード作成ツール(無料・登録不要)ならスマホからでも作れます。作り方の詳細はGoogle口コミのQRコードの作り方をご覧ください。

方法2|QRコードは「手が空いている場所」に置く

施術中のお客様はケープをかけていて、スマホを操作できません。 QRコードは、お客様の手が空き、少し時間がある場所に置くのがポイントです。

置き場所向いている理由
会計カウンター・会計トレーお会計を待つ間にスマホを手にしていることが多い
待合スペース次回来店時の待ち時間に、前回の感想を書いてもらえる
次回予約カード・ショップカード持ち帰ってもらえるので、帰宅後に思い出すきっかけになる
セット面の鏡の横(小さめのPOP)仕上がり確認のときに目に入り、声かけのきっかけにもなる

方法3|仕上がりを確認して「いい感じ」の反応が出た直後にお願いする

美容室で一番満足度が高いのは、合わせ鏡で仕上がりを確認し、お客様から「いい感じです」「軽くなった」と反応が出た瞬間です。 このタイミングを逃さず、会計に向かう流れの中でお願いするのが自然です。 業種ごとのタイミングの考え方は口コミをお願いするベストタイミングで解説しています。

方法4|声かけを1〜2行に決めておく

その場で言葉を考えると、言い出しにくくなります。スタッフ全員が同じ言葉で言えるよう、トークを決めておきましょう。 美容室向けの例文を3つ紹介します。

会計時(基本形)

「今日の仕上がり、気に入っていただけてうれしいです。もしよろしければ、こちらのQRコードからGoogleの口コミでご感想をいただけると励みになります。お写真なしでも、ひとことで大丈夫です。」

初めてのお客様

「初めてのご来店、ありがとうございました。初めてのお店はご不安だったと思います。よろしければ、今日感じたことを口コミで教えてください。これから来店を考えている方の参考になります。」

常連のお客様

「いつもありがとうございます。実はGoogleの口コミを始めていて、もしよろしければ、お時間のあるときに感想をいただけるとうれしいです。」

シーン別・業種別の例文は口コミのお願い例文・テンプレート集に24本掲載しています。

方法5|その場で書けない人には、LINEやメールでリンクを送る

施術後に予定があって急いでいるお客様もいます。予約確認やお礼の連絡をLINE公式アカウントやメールで送っているなら、そのメッセージに口コミ用のリンクを一行足すだけで、あとから書く機会を作れます。 対面ではQRコード、あとからはリンク、と使い分けると無理なく続けられます。

方法6|スタッフ全員で同じようにお願いする(件数のノルマは課さない)

オーナーや一部のスタイリストだけがお願いしている状態では、件数が安定しません。 方法4のトークを全員で共有し、誰が担当しても、来店したお客様全員に同じようにお願いする状態を作りましょう。 満足していそうなお客様だけを選んでお願いすることは、Googleのポリシーで禁止されています。

ただし、スタイリストごとに「月〇件集める」といった件数のノルマを課すことも、Googleのポリシーで禁止されています。 目標は件数ではなく「全員にお願いできたか」に置きましょう。

方法7|すべての口コミに返信する

口コミへの返信は、書いてくれたお客様へのお礼であると同時に、これから来店を考えている人がお店の雰囲気を知る材料にもなります。 Googleのクチコミを増やすためのヒントでは、丁寧かつ簡潔に返信すること、宣伝をしないこと、否定的な口コミには個人攻撃をせず誠実に対応することなどが挙げられています。

美容室の返信では、お客様のプライバシーにも気を配りましょう。 お客様が書いていない施術メニューや来店日、髪の悩みなどを返信に書き足すと、本人が望まない情報を公開することになりかねません。 返信では口コミに書かれている内容にだけ触れるのが安全です。

美容室でやりがちなNG行為

Googleマップの投稿コンテンツのポリシーでは、次のような行為が禁止されています。美容室でよく見かけるケースに当てはめると、次のとおりです。 違反すると、口コミの削除やプロフィールの制限につながるおそれがあります。

NG行為美容室でありがちな例
特典と引き換えにお願いする「口コミを書いてくれたら次回トリートメント無料」「投稿でヘアオイルをプレゼント」
特定の内容を書くよう頼む「担当の〇〇の名前を入れてください」「★5でお願いします」
スタッフに件数のノルマを課す「スタイリスト一人あたり月10件」と口コミ数を目標にする
高評価の人だけに頼む仕上がりに満足していそうなお客様にだけQRコードを渡す
その場で書くことを求める「今ここで書いてください」と投稿が終わるまで待つ
利害関係者が投稿するスタッフや家族、スタッフの友人に口コミを書いてもらう

指名制のサロンでは、スタイリストの名前が入った口コミがほしくなりますが、 Googleのポリシーではスタッフを特定する内容を含めるよう求めることも禁止されています。 お客様が自分から名前を書いてくれるのは問題ありませんが、お店から頼むのは避けましょう。 「写真付きでお願いします」のように内容を指定するお願いも、同じ理由で避けるのが安全です。

日本の法律の面では、2023年10月1日からステルスマーケティング(広告であることを隠した表示)が景品表示法の規制対象になっています。 消費者庁のステルスマーケティングに関するQ&Aでは、「★5を付けること」などを条件に特典を出す場合は、お店が投稿内容を決めているとして規制の対象になるとされています。 Googleのポリシーと法律の関係はGoogle口コミのガイドライン解説で整理しています。

よくある質問

指名のスタイリストについて口コミを書いてもらいたいのですが?

お店から「〇〇の名前を書いてください」と頼むことはできません。 「今日の感想を自由に書いてください」とお願いし、何を書くかはお客様に任せましょう。 お客様が自分からスタイリストの名前を書いてくれた場合は、返信でお礼を伝えると喜ばれます。

予約サイトにも口コミを書いてもらっています。Googleもお願いしていいですか?

お願いすること自体は問題ありません。ただし、予約サイトの口コミはそのサイトのルールに従う必要があります。 予約サイトで特典付きの口コミキャンペーンをしている場合でも、Google口コミでは特典と引き換えのお願いはできないので、案内を混ぜないよう注意しましょう。

本名が出るのが嫌だと断られます。

Google口コミは、Googleアカウントの名前設定を変えればニックネームで投稿できます。 案内の仕方はGoogle口コミはニックネームで投稿できる?をご覧ください。

低評価の口コミが来たらどうすればいいですか?

感情的に反論せず、ご指摘への感謝と、必要に応じて謝罪・事情の説明を短く返信しましょう。 低評価への誠実な返信は、これから来店を考えている人にも見られています。 口コミを増やす取り組み全体はGoogle口コミを増やす方法12選でも解説しています。

クチラクの場合: 美容室向けの質問テンプレートを用意しています。 お客様がQRコードからタップ式のアンケートに答えると、AIがその回答をもとに口コミの下書きを作り、 お客様が内容を確認・編集してGoogleに投稿します。「何を書けばいいか分からない」という理由で投稿をあきらめる人を減らす仕組みです。 アンケートの質問は、Standardプランならメニュー名などお店に合わせて自由に設計できます。

まとめ

美容室・美容院は、仕上がりを確認した瞬間という分かりやすい「満足のピーク」がある業種です。①QRコードを会計まわりに置き、②仕上がりを喜んでもらえた直後に全員へ同じ一言でお願いし、③すべての口コミに返信する—— この流れをスタッフ全員で続ければ、口コミは少しずつ増えていきます。

特典と引き換えのお願いや、スタイリストの名前を書いてもらう依頼は、件数が増えても口コミの削除につながるおそれがあります。 まずは今日、口コミ用のQRコードを作って会計カウンターに置くところから始めてみてください。

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